あなたのお店に適した研修は講師派遣型?それとも公開型?


講師派遣型研修
 

研修会社の種類と選び方」では研修会社の特徴について、「あなたのお店に合った接遇講師の選び方」では接遇講師を選ぶポイントについてお話をしてきました。
ここでは、研修会社を探すときに知っておくと便利なもう一つのテーマ、「接遇研修の形式」についてお伝えしていきます。
 

研修会社のホームページを見てみると、「公開セミナー、公開講座、オープンセミナー、講師派遣型研修、社員研修、コンサルティング etc」という様々な名称が並んでいます。
これらの名称の多くは研修会社のなかで使い分けている表現で、同じ意味を表す言葉もたくさんあるのですが、初めて目にした皆さんにとっては非常に分かりづらい部分だと思います。

『セミナーと講座と研修はどう違うの?』
『研修とコンサルティングはなにが違うの?』

このような皆さんの疑問を解消すべく、研修会社が提供している名称(サービス)の違いについてお話していきます。

 

 研修会社によって異なるサービス名

 
コンサルティングについては「接遇研修とコンサルティングの違い」でご説明していますので、ここではコンサルティング以外の名称についてご説明していきます。
 

研修会社のサービスは「公開セミナー、公開講座、オープンセミナー、講師派遣型研修、社員研修」という様々な名称で表されています。
これらは研修の形式を表していて、研修の種類としては2つに分けることができます。
 

1.公開型研修
2.講師派遣型研修

 

セミナーも講座も研修も大きな違いはありませんが、セミナーと講座は公開型、研修は講師派遣型の形式でよく使われる言葉です。
ここでは「公開型研修」「講師派遣型研修」という表現で進めていきます。

 

 公開型研修と講師派遣型研修の違い

 

公開型研修は文字通り、一般の方に向けて公開されていて自由に申し込みができる研修のことを指します。

会場は主催する会社の研修室やレンタル研修室を使用しますので、参加するスタッフは指定された会場で研修を受けることになります。
研修の時間は2時間、半日、終日など様々で、数万円×参加人数の費用を主催者に支払います。

研修プログラムは一律なので、お店ごとのオリジナリティを持たせることはできませんが、他のお店のスタッフと関わることでコミュニケーション力を磨けたり、緊張感を持って研修に臨めるというメリットがあります。
受講対象者が限られている場合、接遇に関する知識の習得という位置づけで行う場合、他店舗や他業種のスタッフとの関わりのなかで成長してほしいという場合は公開型研修が適しています。

ただし、最小遂行人数を設定している研修会社が多いため、申込者がその人数に満たなかった場合は開催を延期もしくは中止するという取り決めを行っているケースもありますので、この点も確認したうえで主催の会社を選ばれることをお勧めします。
 

講師派遣型研修は講師がお店に伺って研修を行いますので、お店で実施ができない場合は別途会場を用意する必要があります。
研修プログラムも研修時間もオリジナルで作成ができるので、スタッフの現状や課題に合わせて企画担当者や講師としっかり打ち合わせをして企画をすることができます。
注)講師派遣型研修を提供している研修会社のなかにもオリジナルプログラムの作成を行っていない会社もありますので確認が必要です。

ほとんどの場合は参加人数に限らず一律の料金ですが、各研修会社の規定人数(50~100名)を超えた人数での実施や複数日程での実施が必要になる場合などは費用が加算されることもあります。
お店全体の接遇力向上に取り組みたい場合、接遇トレーナーの育成をしたい場合、長期的な教育計画を検討している場合は講師派遣型研修が適していると言えます。

 

 まとめ

 
<公開型研修のメリット>

・他のお店のスタッフと関わることでコミュニケーション力が磨けたり、緊張感を持って臨める
・費用は参加した人数分のみ発生するので、少人数の場合はコストを抑えることができる

<公開型研修のデメリット>

・プログラムも研修内容も既に決まっているのでお店の現状や課題解決につながるとは限らない
・最小遂行人数に満たない場合は研修の開催が見送られる可能性もある

<講師派遣型研修のメリット>

・プログラムも研修内容もお店の現状に合わせたオリジナルの内容で実施ができる
・お店のなかで研修を行うことで接客場面のイメージが湧きやすく、研修で学んだことを現場で活かしやすい

<講師派遣型研修のデメリット>

・人数に関わらず一律の料金なので、少人数の場合はコストが高くなることがある
・お店での研修実施が難しい場合は別途会場を用意する必要がある
 

講師派遣型研修の場合は企画担当者がいろいろとヒアリングをした上で、お店の現状に合わせてプログラムを組んでくれるはずですので、問い合わせの前に以下の項目について幹部も交えて整理をしておかれると良いのではないでしょうか。
 

1.接遇研修を検討したきっかけ
2.オーナーが想う現状のお店の課題やスタッフたちの様子について
3.接遇研修を受けることでスタッフたちにどうなってほしいのか
4.接遇研修を受けることでどのようなお店になりたいのか
5.お客さまにどのような印象を持ってほしいのか
 

研修はカタチが見にくいうえに、決して安くはない買い物です。
そして、研修はあなたのお店にとってもスタッフにとっても多大な影響を及ぼします。
ここに任せたいと思える研修会社(講師)が見つかるまで、焦らずじっくりと探してくださいね。
 

冒頭でお話をしていたコンサルティングについては、次のコラム「接遇研修とコンサルティングの違い」で詳しくご説明していますので参考になさってください。

 
 

執筆者:接遇コンサルタント 磯貝和美

接遇研修とコンサルティングを通じて、お客さまとスタッフから選ばれるお店づくりのお手伝いをしています。私が持ち続けているのは「スタッフが笑顔で働けるお店を増やしたい」という想いです。人育てなくしてお客さま満足は達成できません。私の役割は接遇のスキルを伝えることだけではなく、接遇力向上に必要な考え方を伝え、お店全体に接遇が浸透する仕組みをつくることです。本気でお店の接遇力向上をお考えのオーナー、幹部を全力でサポートします。
                                            磯貝和美のプロフィール

 
 

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